食後に具合が悪くなってしまう方のタイプと対策

食後に不調が出る方へ:2つのタイプと自律神経の関係
食後の不調は、自律神経の乱れが深く関わっています。
今回は、自律神経の不調に特化した大阪豊中の整体院「自律神経整体ゆるむ」の現場で、かなり頻度の高いお悩みの一つである「食後に具合が悪くなるパターン」を「不調が出るまでの時間」を目安に2つのタイプに分け、それぞれの自律神経との関りと対策を紹介いたします。
タイプ①「食べたものが一気に胃を通過するタイプ」
このタイプの方は、食後10〜30分以内に具合が悪くなる事が多いです。
起きやすい症状は、 顔のほてり、動悸、冷や汗、ふらつき、めまい、腹鳴(おなかが鳴る)、腹痛、下痢など。
特に、食前や食事中に甘い飲み物をたくさん摂ると悪化しやすい傾向があります。
自律神経との関係
1)胃が広がりにくい
本来、食中から食後は副交感神経(腹側迷走神経)が働き、胃の上部がふんわりと広がり内容物を一時的に溜めて消化します。(受容性弛緩による消化)
この働きが弱いと、食べたものが直ぐに腸へ流れ込んでしまいます。
2)幽門の働きが悪い
胃の出口にある幽門(広がったり狭くなったりと自律神経により調整される)の働きが乱れると、食べたものが直ぐに腸へ流れ込んでしまいます。

1)と2)によって、食べたものが一気に小腸へ流れ込むと、小腸内が高浸透圧になり小腸内に水分が引き込まれて、小腸の血管が急激に拡張して血圧が低下(食後低血圧)します。
これにより、「めまい」や「ふらつき」がおこります。
自律神経は防御反応により交感神経を緊張させて血圧を保とうとします。
すると、「顔のほてり」「動悸」「冷や汗」がおこります。
さらに、交感神経の働きにより内臓は急激に機能が低下します。
すると、「腹鳴(おなかが鳴る)」「腹痛」「下痢」がおこります。
対 策
1)リラックスした状態(腹側迷走神経が働いている状態)で食事をする。
2)ゆっくり食べる。
3)甘すぎるもの、塩辛い物など、味の濃い物を避ける。
4)食中の飲み物は少量にとどめる。
5)食物繊維 → たんぱく質・脂質 → 炭水化物の順に食べる。
タイプ②「反応性低血糖タイプ」
このタイプの方は、食後2時間〜3時間後に具合が悪くなることが多いです。
起きやすい症状は、手のふるえ、冷や汗、強い眠気、脱力感、集中力の低下、強い空腹感など。
特に、炭水化物だけの食事や、空腹時の甘い飲み物で後からつらくなりやすいです。
自律神経との関係
吸収の速い糖質を単独で摂ったり大量に摂ると急激に血糖値が上がります。
高すぎる血糖値は脳の炎症を招きとても危険な状態なので、早く血糖値を下げねばとインスリン分泌の指令が脳から大量に下されます。
ややしばらくして(タイムラグがあります)インスリンが過剰に出てしまいます。
すると、血糖値が下がり過ぎてしまいます(反応性低血糖といいます)。

反応性低血糖も脳のエネルギー切れの危険な状態なので、早く血糖値を上げねばとグルカゴン・コルチゾル・アドレナリン・ノルアドレナリン・成長ホルモンなど・・・、カテコルアミン系と言われる興奮性のホルモンを分泌します。
※糖新生・グリコーゲン分解を含む、カウンターホルモンによる血糖調節(カウンターホルモン反応)
カテコルアミン系ホルモンの分泌は交感神経を強く刺激して、「動悸」「冷や汗」「ふるえ」「イライラ」などの症状が現れます。
また、腹側迷走神経(内臓の働きを促進する神経)の働きが弱いと、栄養吸収やホルモン応答のタイミングが乱れ、血糖値の揺れが大きくなり、症状が出やすくなります。
対 策
1)リラックスした状態(腹側迷走神経が働いている状態)で食事をする。
2)ゆっくり食べる。
3)炭水化物のみの食事をしない。
4)食物繊維 → たんぱく質・脂質 → 炭水化物の順に食べる。
5)食後に軽い運動をする。(散歩程度)
6)食間におやつを食べる。(ナッツ・フルーツなど…)
7)症状が強い時は、雪塩黒糖などを少量補食する。(緊急対策)
自律神経を整える3つの基本
どちらのタイプにも有効なのが日頃から「自律神経を整える事」
という事で、自律神経を整えるうえで最も重要な3つの基本を紹介します。
1)光と睡眠
体内時計(サーカディアンリズム)が乱れると交感神経・副交感神経の切り替えリズムが乱れます。
まず「起床時間をそろえる」「朝の光を浴びる」ここが自律神経ケアのスタートラインです。
2)呼 吸
唯一、意思の力で自律神経をコントロール出来るのが「呼吸」です。
「ゆっくり・長く吐く呼吸」は心拍変動(HRV)を整え、副交感神経(とくに腹側迷走神経)の働きを高めます。
ゆるむでは「3:2:15」の呼吸法(3秒鼻で吸う:2秒止める:15秒口で吐く)をお勧めしています。
3)ゆるい運動
激しい運動ではなく、ゆるい運動が身体の機能を整える「腹側迷走神経」の働きを促します。
散歩、ストレッチ、ラジオ体操など、少し身体が温まって血流が良くなるけど息が切れない様な運動をお勧めします。

ご自身のケアで対応出来なかったり、病院に行っても解決しなかったりした時は…
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