何故、長期的なストレスが免疫力を下げるのか?(自律神経整体と腸もみで免疫力をUP!)
短期的なストレスは交感神経を緊張させて顆粒球(自然免疫の働き)を増やし、一時的な免疫力を強化します。
逆に、長期的なストレスは免疫系(自然免疫・獲得免疫)の働きを弱めてしまいます。
今回は、
①何故、長期的なストレスで免疫力が下がるのか?
②何故、自律神経整体と腸もみで免疫力が高まるのか?
について紹介して行きます。
①何故、長期的なストレスで免疫力が下がるのか?
ストレスは、視床下部を刺激して
Ⅰ 自律神経を緊張(交感神経を亢進)させて身体を興奮させる。
Ⅱ ストレスホルモン反応により身体を興奮させる。
※HPA軸反応(視床下部-脳下垂体-副腎皮質軸)⇒コルチゾール放出
※SAM軸反応(視床下部-交感神経-副腎髄質軸)⇒アドレナリン放出
この状態は、心拍数・血圧・血糖値を上げて身体を活発に動かせる状態です。
しかし、消化に関わる機能はレベルダウンするとともに末梢血管は収縮します。
短期的な活動には必要のあるストレス反応ですが、長期的なストレスは【交感神経が働きっぱなし】【興奮系ホルモンが出っぱなし】の状態となり・・
❶血流やリンパの流れが悪くなり体温が低下する。
❷活性酸素の増加により体細胞の働きが悪くなる(酸化・炎症)。
❸活性酸素は腸内細菌の働きも低下させて、腸内環境が悪化する。
❹消化器官の働きが低下して栄養吸収力が極端に低下する。
などの状態になっていきます。
❶は、免疫細胞の遊走性を阻害します。(免疫細胞の全身パトロール能力が下がる)
❷は、免疫細胞を劣化させます。(免疫細胞も酸化します)
❸は、腸管に身体全体の70%といわれる免疫細胞の働きを直接低下させてしまいます。(腸内環境の悪化は、腸管のあらゆる機能に悪影響)
❹は、免疫細胞が作られる栄養が滞ります。(免疫細胞には寿命があり、常に新しい免疫細胞が作られています)
つまり、長期的なストレスによる持続的な身体の興奮(自律神経系とホルモン系のストレス反応)は、免疫機能を著しく下げてしまうのです。
②何故、自律神経整体と腸もみで免疫力が高まるのか?
上記①で紹介した様に、長期的なストレスによる持続的な自律神経の緊張と興奮系ホルモンの放出は免疫力を下げてしまいます。
しかし、適切なストレスケアにより自律神経の緊張と興奮系ホルモンの放出は抑制する事が出来ます。
適切なストレスケアとは・・・・
●環境ストレスを除去(ストレスの基を排除)
●精神的ストレスを除去(メンタルケア・適切な栄養・休養)※精神的なストレス除去に栄養は不可欠です!
●肉体的ストレスを除去(ボディーケア・適切な栄養・休養)
これらのストレスケアですが、ご自身の取り組みで対処できない程に自律神経が緊張し、ストレスホルモン反応が亢進している場合は、他者による心身のケアが必要となります。
この他者による心身のケアを効率的に行うのが自律神経整体と腸もみです。
自律神経整体と腸もみは、全身にそっと触れ・優しく揺らし・お腹をやさしく揉み解します。
これにより得られる効果は・・・
❶全身に優しく触れてセロトニンやオキシトシンといわれる幸せホルモンを脳内で放出させて脳神経を安定化(ストレスホルモン反応を抑制します)
❷全身の筋肉を優しく揺らして全身の筋過緊張を和らげ、自律神経の緊張を緩和(毛細血流が活発になり免疫細胞の遊走性が回復します)
❸お腹をやさしく揉み解すことによる内臓機能の向上で栄養吸収力が回復(免疫細胞の新陳代謝が活発になります)
この様に、自律神経整体と腸もみは、自律神経の緊張とストレスホルモン反応を緩和して、免疫機能を整えます。
当整体院「自然整体ゆるむ」で不調回復された多くの方が「風邪を引かなくなった、インフルエンザにかからなくなった」とおっしゃられます。
これは、積極的に自律神経の緊張とストレスホルモン反応を緩和させた結果だと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。