セロトニンの95%は腸で作られているって知っていますか?

三大神経伝達物質の一つであるセロトニン・・

とても重要なホルモンです。

神経伝達ホルモンなので脳内だけにあると思っている方も多いのではないでしょうか・・。

実は、セロトニンの95%は腸内で作られて消化管と血管の中に存在しています。

脳内で作られるのは5%以下だと言われています。

その5%が精神活動に直接関与しています。

腸内のセロトニンが直接脳神経に関与するわけではないのですが、脳で作られるセロトニン量と腸内で作られるセロトニン量は相関関係にあります。

何故なら、セロトニンはトリプトファンというアミノ酸や、ビタミンB6などの栄養素から作られる為、腸がこういった栄養素を吸収しなければセロトニンホルモンの産生は低下してしまうんですね。

つまり、腸が元気なら脳も元気って言う訳です。

そして・・このセロトニンの基となるトリプトファンと言うアミノ酸が腸内から血管を通って脳に入る際に脳関門を通過しなければならないのですが・・。植物由来のトリプトファンの方が脳関門の通過が容易であるという記述も見受けられます。

そもそも、動物性のタンパク質は連基が長く分解に莫大な消化酵素を必要として、消化器系を疲弊させるとともに腸を傷つけます。

腸を健康に保って、セロトニンの産生をスムーズに促す為には植物由来のタンパク質である大豆製品などがお勧めです。

また、最近は、トリプトファンのサプリなんてのも出回っていますが、サプリも化学合成された薬物であり腸壁を傷つけます。

腸が疲弊して、自然の栄養吸収能力が低下して行きます。

直接セロトニンを脳に入れる向精神薬ももちろん危険ですが、セロトニンの基となるトリプトファンを化学合成したサプリの服用もけして安全とは言えないと思います。

安心・安全・確実なのは、やはり、バランスのとれた身体に優しい良質な食事なんですよね。

腸にやさしい食生活が、健康な心と身体の源です(^.^)/~~

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