癖や習慣が変えられないのは何故?
自然整体サロンゆるむ 須藤です。
わかっているけど治らない癖や習慣ってないですか?
治そうと思っても三日坊主で終わってしまい・・元に戻ってしまう。
これは、脳の特性の一つである『安定性』の仕業なんですよ。
私たちの脳には『安定性』と『可塑性』という二大特性があります。
今日はこの中の『脳の安定性』についてお話ししますね。
空気の入ったボールを手で押すと凹んでもすぐに元に戻ります。
この様に、基の状態で安定しようとする性質が脳にはあるのです。
最近電車に乗っていると座席に浅く座り腰を伸ばし胸を丸めて座っている若者を大変多く見ます。
幼少期から姿勢を正す教育を受けていないのでしょうか??可愛そうだと思うのは私だけではないと思います。
なぜなら、そんな姿勢は健康を害するからです。
しかし、そんな方達にとって、その姿勢・・筋肉の状態を脳が普通だと認識して安定しているのです。
姿勢だけではありません、思考パターンや生活パターンなども・・安定性があります。癖や性質といってもいいかも知れません。
そして、この安定性があるが故に、なかなか悪しき習慣や癖を是正する事が出来ないのです。
急なダイエットでリバウンドしてしまう女性などが、この典型ではないでしょうか?
なんでこんなめんどくさい『安定性』なる性質が私達の脳にあるのでしょうか?
それは、命の危険・生命の危機を感じない今の行動・思考は安全であるので、このまま継続するぞという生物的な仕組みなんだそうです。
では、私たちは悪しき習慣や癖を是正することは出来ないのでしょうか?
そんな事はありません、私たちの脳には『安定性』に対抗する『可塑性』という性質があるのです。
次回はこの、『可塑性』について紹介しますね。
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