更年期障害を整体で整える

更年期障害とは、更年期を迎える時期(性腺ホルモン量の減少する時期)に、ストレスなどの影響でホルモンバランスが乱れ、身体に様々なトラブルが起こる症状です
ホルモンバランスと自律神経バランスは連動していますので、自律神経の乱れによる症状(自律神経失調症)と同様の症状がみられます
代表的な症状には、冷え・頻尿・動悸・だるさ・イライラ・便秘・めまい・頭痛などの自律神経失調症状のほか、のぼせ、ほてり、ホットフラッシュ、多汗などが見られます
これらの不調は、身体の過緊張(身体のこわばり)を取り除き、自律神経とホルモンバランスを安定させることで快癒します
しかし、一度症状が出だすとなかなかご自身の努力だけでは身体の過緊張(身体のこわばり)を取り除くことはむずかしいものです
病院に行くと様々なお薬による治療が行われますが、どれも対処療法であるばかりでなく、ご自身で身体をコントロールする力をさらに悪化し慢性化してしまいます
なので、まずは身体の過緊張を取り除くことが重要です
そして、自律神経の働きとホルモンバランスを整えた後に、食事や生活の見直しによりご自身で自律神経やホルモンバランスを保持できるようなお身体を作って行く事がだいじです
当整体院は、更年期の不調を自然療法でやわらげます
更年期障害をやわらげる為に「ゆるむ」が提供するもの
全身の筋肉・皮膚・腸をゆるめることにより、血流とリンパの流れを促進し自律神経を安定させる事により、崩れたホルモンバランスを整えます
そして、施術中に脳内からセロトニンやアルファー波が分泌・放出されて、更年期の不調の関連原因であるストレスをやわらげます
また、食事・生活習慣や身体の使い方・呼吸の仕方などのアドバイスにより、更年期の不調をやわらげるヒントを提供します
さらに、更年期の不調の関連原因であるストレス源の特定と排除をサポートします
更年期障害全般及び対策を詳しく知りたい方は以下をご覧ください
更年期障害とは
更年期障害は、男性も女性も種の保存という生命システムから解放されて人として熟成されていく準備期に起こる様々な不調です
女性の場合は、閉経時期(40代後半から50代前半)に女性ホルモンのエストロゲンが低下することによりホルモンバランスが崩れて様々な不調を来たします
不調の程度は様々で、医療機関で更年期障害と診断される人は、更年期女性の四人に一人程度だと言われています
男性の場合は、40代以降に男性ホルモンのテストステロンが低下することによりホルモンバランスが崩れて様々な不調を来たします
更年期の様々な不調
男女共通の不調
のぼせ、ほてり、ホットフラッシュ、頭痛、めまい、耳鳴り、物忘れ、記憶力低下、不眠、不安感、全身疲労、口の渇き、喉のつかえ、肩こり、動悸、息切れ、食欲不振、吐き気、便秘、下痢、腰痛、痺れ、知覚過敏、皮膚粘膜の乾燥やかゆみ、関節痛、筋肉痛、イライラ、抑うつ
女性に特有の不調
生理不順、生理痛、膣炎、性交障害
男性に特有の不調
性欲の低下、ED(勃起障害)、筋力低下
参考事項
男女ともに自律神経失調症に類似した症状を呈し、抑うつや不安などの心身症状もともなうことから、精神疾患と見誤られる場合もあります
副腎の機能低下による諸症状をともなう場合もあります
更年期障害チェックリスト
※該当する内容が一般的な更年期障害の兆候です
☑寝汗がひどい
☑常に睡眠不足
☑朝起きるのが辛い
☑午前中は元気が出ない
☑今まで普通の仕事をしている時に心臓がドキドキする
☑時々上半身がカッと熱くなるけど下半身は冷えている
☑以前より家事や仕事の能率が悪い
☑食事中に汗が止まらなくなる
☑集中力がなく家事や仕事でミスをする
☑なぜかふと不安な気持ちになる
☑口が渇く
☑物忘れが多くなった
☑何をするのも面倒になる時がある
☑些細な事でイラッとする
☑シミ・しわが急激に増えてきた
☑入浴時にめまいがする
☑寝つきが悪くなった
更年期障害の原因は
女性の場合は、閉経前後に卵巣の機能が低下して卵巣で産生される女性ホルモンであるエストロゲンの量が減少し、ホルモンバランスが崩れる事により起こります
男性の場合は、加齢により男性ホルモンであるテストステロンが減少し、ホルモンバランスが崩れる事によりおこります
健康な人は、加齢によりエストロゲンやテストステロンなどの性ホルモンの分泌が低下しても副腎により、それらの性ホルモン減少を補う他のホルモンが産生されて身体の恒常性は保たれ、不調は来たしません
加齢以外の要因、すなわち、過労やストレスなどにより副腎がストレス対処ホルモン(コルチゾール)の産生で大忙しの場合、エストロゲンやテストステロンの減少を補う他のホルモンの産生が追いつかずに、ホルモンバランスが崩れて様々な不調を引き起こします。
つまり、更年期の不調は生活習慣に起因していると言っても過言ではないでしょう
男性も女性も40代50代は、体力の低下・子供の養育・多額のローン・親の扶養・社会的責任の増加など、様々なストレスで疲弊しています、ストレスに起因する副腎疲労が関連原因として考えられます
更年期障害をやわらげる
医療機関ではホルモン補充療法や心身症状に対する向精神薬の処方などが行われますが、発がんのリスクや薬物依存のリスクを抱えるだけではなく、あくまでも対処療法であるが故に、根本的な解決にはなりません
加齢に伴う性ホルモンの分泌低下は必然です。性ホルモンの分泌低下を補う他のホルモンの産生を促す生活習慣を手に入れる事により不調はやわらげられます
生活習慣の見直しにより自律神経とホルモンバランスを整え、スムーズに身体の変化に対応出来ます
更年期の不調は決して病気ではありません、種の保存という生命システムから解放されて人として美しく熟成する準備です。この時期に生活習慣をしっかりと見直す事が美しく加齢する為にとても大切です
更年期障害をやわらげる具体的な方法は?
身体のホメオスタシス(恒常性)を整える為に、食事・睡眠・運動などの生活習慣を見直す必要があります
食事について
加齢に伴い、内臓も機能が落ちてきます。消化吸収に優しい食事をすることにより、消化吸収に過度のエネルギーを消耗せずに、身体の修復にエネルギーが配分されます
ホルモン産生に必要なビタミン・ミネラル・アミノ酸を十分に摂る必要があります
特に和食をお勧めします。伝統的な和食は身体に負担が少なく、バランスも良いです
豆製品の摂取をお勧めします。エストロゲン様のイソフラボンの効果だけではなく、様々なホルモンの基となる栄養を豊富に含む植物性たんぱく源として豆製品はかかせません
睡眠について
身体の疲労を積極的に回復する為には、夜間の成長ホルモン分泌が若者よりも重要です
22時から26時の間に成長ホルモンが分泌されます。夜更かしはせずに早目に休む習慣をつけましょう
運動について
崩れたホルモンバランスを整える為には軽度の運動を積極的に実施する必要があります
低下する快ホルモン(セロトニン)の分泌や成長ホルモン(運動時は夜間の数十倍産生される)の分泌を促す為には、リズムを伴うやや筋肉に負荷のある運動が最適です。身近なものとしてウオーキングがお勧めです。軽めの筋トレなどが出来れば更に効果が大きいと思います
ストレスについて
ストレス過多になると副腎で抗ストレスホルモンであるコルチゾールの産生量が増加し、他のホルモン産生のエネルギーと栄養を奪ってしまいます。この為、加齢に伴う性ホルモン低下を加速するばかりでなく、性ホルモン低下を補う他のホルモンの産生も妨げてしまします
ストレス源を明らかにして、一つずつ丁寧に排除する事が更年期の不調回復の為、とても重要になります