不眠・睡眠障害の整え方(完全ガイド)

自律神経を整えて快眠を促す
寝つけない/夜中に目が覚める/眠っても回復しない方へ
自律神経から整える手順を、やさしくご案内します
1 はじめに
1-1 このようなお悩みはありませんか
- 布団に入っても、なかなか眠りに入れない
- 夜中に何度も目が覚めてしまう
- 明け方に目が覚めて、その後眠れない
- 眠っているはずなのに、朝から重い
- 疲れているのに、頭と身体が休まらない
不眠のお悩みは、様々な要因の結果ですが、多くの場合、身体の緊張や生活リズム、血糖値の乱れなどが重なって起こります。
まずは状況を整理して、対応できる事を確認して行きましょう。
1-2 まずはご自身の状態を確かめましょう
次の中で、当てはまるものを数えてみてください。
- 寝つくまでに30分以上かかる日が、週に3回以上ある
- 夜中に2回以上目が覚める日が、週に3回以上ある
- 明け方に目が覚め、その後眠れないことが多い
- 睡眠時間はあるのに、回復した感じが少ない
- 寝る前に考え事が増えて、止まりにくい
- 肩・首・あご(食いしばり)が、こわばっている
- 夕食が遅い日が多い、または抜くことがある
- 夜にスマホやパソコンを見る時間が長い
当てはまる項目が多いほど、身体が回復モードに入りにくい状態(自律神経の緊張)が続いている可能性があります。
ただし、原因は一つとは限りません。複数が重なるのが自然です。
1-3 この記事で最初にお伝えしたい結論
最初に取り組むことは、次の3つです。
1 起床時刻を決める
睡眠は、「起きる時刻」を整えると、少しずつ安定しやすくなります。
2 就寝前90分は、光と情報刺激を減らす
明るさや画面の刺激を控えることで、眠気の合図が守られやすくなります。
3 吐く息を長くする呼吸を行う
吸うことよりも、吐くことを丁寧にして、身体の緊張をやわらげます。
夜中に目が覚めたときは、時計とスマホを見ず、眠ろうと頑張らず、呼吸を意識します。
これだけでも再入眠が楽になる方がいます。
そのうえで、1週間は「ご自身の中心になっている原因」に合わせて整え、1か月は「戻りにくい状態」を作っていきます。
2 はじめに確認しておきたいこと
医療機関での確認もおすすめしたい場合
次に当てはまる場合は、セルフケアや整体と並行して、医療機関での確認もおすすめします。
- 強いいびきがある、呼吸が止まると言われたことがある
- 日中の眠気が強く、運転や仕事に支障が出る
- 胸の痛み、息苦しさ、動悸が強い
- 気分の落ち込みが非常に強く、食事や生活が大きく崩れている
- 脚がむずむずして眠れない不快感が強い
- 薬の変更後から急に眠れなくなった
安心して進めるための確認です。
「まずは身体の安全を確かめる」という意味で、ご案内しています。
3 眠りにくさが起こる背景を、やさしく整理します

3-1 睡眠は「自律神経の回復モード」への切り替えで整います
睡眠は、身体がゆるみ、呼吸が深くなり、安心側へ切り替わったとき(副交感神経の中の腹側迷走神経系が働いた時)に眠りやすくなります。
反対に、身体が緊張状態(交感神経や副交感神経の中の背側迷走神経系が働いている状態)だと、寝床に入っても眠れなくなります。
不眠の原因は様々ですが、身体が緊張状態を整える対応により、改善の道筋が見えてきます。
3-2 緊張が抜けにくさが、寝つきや眠りの深さに影響します
日中の興奮が夜まで続くと、自律神経は緊張側に寄りやすくなります。
この状態では、眠りに入るスイッチが入りにくく、入眠が遅れたり、眠りが浅くなったりします。
次のような方は、この影響が中心になりやすいです。
- 寝床に入るほど考え事が増える
- 呼吸が浅い
- 首肩がこわばる
- あごに力が入る、食いしばりがある
3-3 夜中や明け方に目が覚める方は、血糖値の乱れ関係することがあります
夜中や明け方に目が覚める方では、血糖値の揺れが関わることがあります。
夕食が遅い、量が少ない、甘い物が多い、飲酒が多い。
こうした条件が重なると、夜間に身体が覚醒しやすくなります。
これは、夜間の血糖値の低下によるものです。
身体が「これ以上血糖値が下がると危ない」と判断して血糖値を上げようとする為の自然な反応(自律神経の興奮)です。
3-4 冷えやこわばりが強い方は、血流の視点も大切です
睡眠は、身体の緊張が和らぎ、表皮体温が高まり、深部の体温がゆっくり下がる時に眠りやすくなります。
冷えが強い方や、こわばりが抜けにくい方は、表皮体温が高まらず、逆に深部の体温は下がらずに、眠りが浅くなったり、寝付けなくなることがあります。
- 手足が冷える
- 肩や背中が固い
- 湯船につかると眠りやすい
こうした方は、血流を整える工夫が睡眠の助けになります。
3-5 胃腸の負担が続くと、眠りが浅くなることがあります
夜遅い食事、食べ過ぎ、胃もたれ、便通の乱れ。
これらが続くと、内臓が夜間も働き続け、睡眠が浅くなります。
- 食べてすぐ寝る習慣がある
- お腹の張りがある
- 食後にしんどくなる
- 便秘と下痢の波がある
こうした場合は、胃腸を休める工夫が睡眠の助けになります。
3-6 生活リズムと光の刺激は、眠気のタイミングを左右します
- 起床時刻が日によって違う
- 休日に寝だめをする
- 夜の照明が強い
- 寝る直前までスマホやモニターを見る
こうした習慣が重なると、眠気が来るタイミングがずれていきます。
寝たいのに眠れない、という形になりやすい要因です。
3-7 全部を一度に整えなくても大丈夫です
原因が複数あると分かると、かえって焦ってしまう方もいらっしゃいます。
けれども、最初は次の「3つのポイント」だけで十分です。
そこから少しずつ、ご自身の不眠の中心になっているものを減らしていきましょう。
4 ご自宅でできる整え方(段階別)
4-1 今夜から始められること(3つのポイント)

1 起床時刻を固定する
眠れない日ほど、「寝る時刻」より「起きる時刻」を守るほうが整いやすい場合があります。
休日も大きくずらさないことが大切です。
2 就寝前90分は、光と刺激を減らす
- 部屋の照明を少し落とす
- 画面を見る時間を短くする
- 寝床でスマホを見続けない
3 吐く息を長くする呼吸を2分
頑張って深く吸うより、吐く息を丁寧にします。
鼻から吸って、口から細く長く吐きます。
苦しくならない範囲で行ってください。
4-2 夜中に目が覚めたときの対応(あらかじめ手順を決めます)
夜中に目が覚めると、不安が強くなりやすいものです。
このとき大切なのは「覚醒を強めない」ことです。
- 時計を見ない
- スマホを見ない
- 眠ろうと頑張らない
- 呼吸を意識する
- お腹に触る
- どうしても眠れないときは、暗めの部屋で静かな行動を10分ほどして戻る
紙の本、軽い体操、温かい飲み物を少量など
眠れない夜があっても大丈夫です。
「手順がある」だけで、気持ちが落ち着きやすくなります。
4-3 1週間で整える(タイプに合わせて進めます)
複数当てはまっていても問題ありません。
中心になりそうなところから取り組んでください。
緊張が抜けにくい方(考え事が増える、呼吸が浅い、こわばりが強い)
- 日中のこわばりに気づいたら、お風呂にゆっくり浸かったり、ストレッチする
- 呼吸が浅いと気づいたら、吐く息を意識した深呼吸をする
- 寝る前の考え事が止まらない方は、紙に書き出して区切りを付ける
- 午後以降のカフェインを控える
夜中や明け方に目が覚めやすい方(血糖値が揺れやすい)
- 夕食を抜かない、遅すぎない
- 炭水化物だけにせず、たんぱく質と脂質も一緒に取る
- 甘い物や精製された炭水化物の頻度を下げる
- 飲酒が多い方は、量と時間を見直す
冷えやこわばりが強い方(血流の切り替えが起きにくい)
- 湯船につかる日を増やす(ぬるめで、身体がほどける温度)
- 足先や腹部を冷やさない
- 日中に散歩をする
胃腸の負担が気になる方(食後の不調、便通の乱れがある)
- 夜遅い食事を避ける
- 食べ過ぎた翌日は整える(消化に負担の少ない食事へ)
- 便通を整える(野菜を食べる、水分を摂る)
- お腹の張りが強い方は、就寝前の食事量と内容を見直す
生活リズムが乱れやすい方(寝だめ、夜の画面時間が長い)
- 起床時刻を固定し、朝の光を浴びる(窓際で数分でも可)
- 日中の活動量を少し増やす
- 休日の寝だめを小さくする
- 夜のスマホ時間を短くする
4-4 1か月で安定させる(戻りにくい土台づくり)
不眠は、夜だけで決まるものではなく、日中の緊張と回復の積み重ねが影響します。
次の土台をそろえるほど、戻りにくくなります。
- 起床時刻の基準を守る
- 就寝前の光と情報刺激を減らす
- 呼吸(吐く息を長く)を毎日少し行う
- 日中に軽い運動を入れる
- 血糖値が揺れにくい食事をする
- 胃腸を休める時間を作る
- 身体を冷やさない
- 身体が強張ったままにしない
5 「自律神経整体ゆるむ」でお手伝いできること

5-1 眠りやすい身体へ整える、当整体院の考え方
不眠は「脳神経の問題で、身体には関係ないのでは?」と思われがちですが、身体への働きかけからの自律神経の回復モード(腹側迷走神経系が働いている状態)へ切り替えで随分と緩和します。
当整体院では、強く押さない微弱刺激で、身体の過緊張をほどき、回復モード(腹側迷走神経系が働いている状態)を作ることを大切にしています。
自律神経が安定化し、その結果として睡眠が整います。
5-2 施術後に感じやすい変化
- 呼吸が自然に深くなる
- 首肩のこわばりが軽くなる
- 手足が暖かくなる
- 心が安定する
- 入眠しやすくなる
- 夜中に目が覚める回数が減る
不眠は、様々な要因の結果です。
自律神経を整え、心身が安定化した時に、良質な睡眠がとれるようになります。
一気に整うというよりも、徐々に整い、睡眠の質が良くなっていくイメージです。
6 よくいただくご質問
6-1 寝床に入るのが不安になります
不安感が強い方程、「眠れない夜の手順」を先に決めることが大切です。
時計とスマホを避け、呼吸を意識して、眠ろうと頑張らないほうが寝やすくなることがあります。
6-2 睡眠時間はあるのに回復しません
睡眠の浅さ、質の悪さが懸念されます。
緊張、血糖値、血流、胃腸の負担が重なっていることが多いので、一つ一つ整えることが近道になります。
6-3 夜中に目が覚めるのは何故ですか
身体が覚醒しやすい条件(血糖値の揺れ、光刺激、緊張、冷えなど)が重なると起こりやすくなります。
一つ一つ整えることが近道になります。
6-4 お酒を飲むと眠れるのですが
入眠はしやすくても、睡眠が浅くなったり、明け方に目が覚めやすくなったりする方がいます。
頻度と量、飲む時間を見直すことがポイントです。
6-5 何をしても眠れない日があります
興奮性のホルモン(アドレナリンとかコルチゾールとか)が一度分泌してしまうと、なかなか眠れないものです。
眠れない日があっても大丈夫。
次の一日を整えて、翌日に眠れる様に準備しましょう。
また、睡眠を整えるホルモン(メラトニン)を作る力が落ちている時には、疲れていても眠れません。
内臓機能や栄養を整える視点も大事です。
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8 おわりに
小さな一歩から整えていきましょう
不眠・睡眠障害は、原因が一つではないからこそ、順番を決めて整えることが大切です。
- 起床時刻を決める
- 就寝前の光と刺激を減らす
- 吐く息を長くする呼吸を少し
まずは今夜から、この3つを始めてみてください。
睡眠の波が変わり始めると、日中の身体の状態も、少しずつ整っていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
自律神経整体ゆるむ
整体院長 須藤孝志
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